オリックスは、カタール政府系ファンドのカタール投資庁(QIA)と共同でプライベート・エクイティ(PE)ファンドを立ち上げることを発表しました。このファンドの投資可能額は1兆円を超え、日系民間ファンドとしては最大規模になる見込みです。オリックスが60%、カタール投資庁が40%を出資し、ファンドの運用会社を設立します。
この新しいファンドは、中東の資金を引き込み、欧米の有力PEファンドが主な担い手となる大型案件を手掛ける方針です。具体的には、日本企業への投資を目的としており、事業承継や上場企業の非公開化、カーブアウト(大企業の事業部門や子会社の譲渡)を主な対象としています。
オリックスは、これまでの投資経験を活かし、ファンドを通じて日本の企業価値向上に寄与することを目指しています。この取り組みは、オリックスの資産管理事業の拡大にもつながると期待されています。

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