小泉進次郎防衛相は、2025年11月25日の記者会見で、沖縄県・与那国島に配備を計画している地対空ミサイルについて「防御を目的とした装備品だ」と強調しました。彼は「他国を攻撃するものではない」と説明し、中国がこの配備計画を批判したことに対して反論しました。
防衛省は、陸上自衛隊与那国駐屯地に「03式中距離地対空誘導弾」を配備する方針であり、これは敵の航空機やミサイルを迎撃する役割を担います。与那国島は台湾から約110キロメートルの距離に位置しており、地理的に重要な場所です。小泉氏は、23日に与那国町の上地常夫町長を訪問し、計画への理解を求めていました。
中国外務省の毛寧報道官は、24日にこの配備計画を「地域の緊張を生み出す意図的な試み」と非難し、日本の動きが「極めて危険」であると述べました。小泉氏は、ロシアによるウクライナ攻撃の事例を引き合いに出し、「ミサイル防衛は不可欠の能力であることが改めて立証されている」と補足しました。
また、小泉氏は中国との関係についても言及し、「防衛当局間でも率直な議論と意思疎通を粘り強く重ねていく」と述べ、対話の重要性を強調しました。
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