14日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が前日比202ドル88セント高の46,270ドル46セントで取引を終えました。この上昇は、米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長が量的引き締め（QT）の終了が近いことを示唆したことによるものです。これにより、投資家心理が改善し、株式市場に対する支えとなりました。
しかし、米中貿易摩擦への警戒感は依然として残っており、ダウ平均は寄り付き直後に大幅安となる場面もありました。特に、中国が米国産大豆の購入を拒否していることに対するトランプ大統領の報復措置の警告が影響を与えました。
投資家は、人工知能（AI）関連株に再び注目しており、これが市場の成長期待を高めています。AI関連の物色が強まる中、特に半導体株やテクノロジー株が人気を集めています。これにより、投資家心理は強気に傾いているものの、米中間の貿易摩擦が市場に与える影響には注意が必要です。
 |  |