トヨタ自動車による豊田自動織機の買収提案に対して、海外株主からの反発が広がっています。特に、英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ（AVI）は、TOB（株式公開買い付け）価格が「豊田織機の本源的な企業価値より低い」と主張しています。このため、今後反対表明や価格引き上げの要請が出る可能性が指摘されています。
豊田自動織機は、6月3日にトヨタ自動車を中心とするグループからのTOBを受け入れる意向を示しましたが、提示された買い付け価格は1株あたり16,300円であり、これは市場価格の18,400円を大きく下回るものでした。このような価格設定に対して、投資家たちの不満が噴出しており、特にAVIの坂井一成氏は、現在のTOB価格が豊田織機の潜在的な企業価値を過小評価していると述べています。
この状況は、豊田自動織機の株主にとって非常に重要な問題であり、今後の動向が注目されます。
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