米通信大手AT&Tは10日、2030年までの5年間で総額2500億ドル(約39兆4000億円)以上を米国内の通信インフラに投資する計画を発表した。この投資額は、2023年までの5年間の投資実績を約7割上回るものであり、人工知能(AI)やクラウド利用の拡大に伴う通信需要の急増に対応するためのものだ。
AT&TのCEO、ジョン・スタンキー氏は、この投資が米国の通信競争力を高めるための基盤となると強調し、光ファイバー、5G、衛星通信の全米展開を加速させることを目的としていると述べた。特に、AIの急速な普及とクラウドサービスの利用拡大により、通信量が増加していることが背景にある。
この計画には、設備投資(CAPEX)と運営費(OPEX)の両方が含まれており、AT&Tはすでに光ファイバーおよびワイヤレスネットワークで1億人以上の顧客にサービスを提供している。スタンキー氏は、米政府の通信政策の支援がこの大規模な投資を可能にしたとも述べている。
AT&Tの発表は、1876年にアレクサンダー・グラハム・ベルが世界初の電話をかけた日から150周年を迎える節目に行われた。これにより、同社は通信インフラの強化を通じて、今後の経済成長に寄与することを目指している。

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