イオン、ツルハホールディングスへのTOB価格を2900円に引き上げ

※本サイトはプロモーションが含まれています
※本サイトはプロモーションが含まれています
Stock

イオン株式会社は2025年12月2日、ツルハホールディングス(HD)に対する株式公開買い付け(TOB)の価格を1株2900円に引き上げると発表しました。この価格は、従来の1株2280円から27%の上積みとなります。TOBは2025年12月3日から開始され、ツルハHDの持ち株比率を50.9%まで引き上げ、連結子会社化を目指します。

新たに設定された2900円は、ツルハHD株の1日の終値である2744円に対して約5.69%のプレミアムを加えた水準です。買い付け期間は2026年1月6日までで、買い付け総額は1253億円に達する見込みです。

イオンはこのTOB価格引き上げについて、「株主の利益を確保する」ことを目的としており、ツルハHDを連結子会社とする「取引の成立可能性を確保する」とコメントしています。これに対し、ツルハHD株を保有する英運用会社オービス・インベストメンツは、TOB価格が安すぎると批判しており、イオンが24年に香港のファンドから買い取った価格である1株1万5500円(分割後ベースで1株3100円)を上回るべきだと主張しています。

このTOBは、イオンとツルハHDの経営統合に向けた重要なステップであり、今後の動向が注目されます。

PR
moomoo証券