住友商事と三井住友ファイナンス&リース(FL)は、2025年9月2日に米航空機リース大手のエアリースを約74億ドル(約1兆900億円)で買収することを発表しました。この買収は、米投資ファンドと共同で行われ、取引完了は2026年度第1四半期を予定しています。
この買収により、住友商事と三井住友FLは、保有・管理機数で業界首位のアイルランドのエアキャップに迫ることになります。新型コロナウイルス禍からの回復に伴い、航空機需要が高まっている中での戦略的な動きです。
エアリースは新世代の航空機を中心に良質なポートフォリオを持ち、取引完了後はSMBCアビエーションキャピタル(SMBC AC)がその大部分を管理することになります。住友商事は37.5%、SMBC ACは25%、米アポロ・グローバル・マネジメントとブルックフィールドがそれぞれ18.8%を出資する形で新会社を設立します。
この買収は、航空機リース業界におけるさらなる成長を目指す住友商事と三井住友FLの戦略的な一手であり、今後の航空機需要の回復を見越した重要なステップとなります。
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