ラブブ人気の失速とポップマートの株価急落

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人気キャラクター「ラブブ」を巡る熱狂が冷め、製造元である中国の玩具メーカー、泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)の株価が急落しました。15日の香港市場では、ポップマートの株価が一時約9%急落し、4月以来の大幅な下げを記録しました。この結果、同社の時価総額は数十億ドルを失い、約130億ドル(約1兆9200億円)に達する損失が生じました。

JPモルガン・チェースは、材料不足と魅力的ではないバリュエーションを理由に、ポップマートの株式投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げました。アナリストのケビン・イン氏は、現在の株価が完璧な状態を織り込んでおり、小さな業績の下振れや二次市場での価格下落が株価に影響を与える可能性があると指摘しています。

ラブブは、BLACKPINKのリサやデービッド・ベッカムなどの著名人にも支持されていましたが、中国の二次市場ではかつてのプレミアム価格を失いつつあります。ポップマートの株価は、8月26日の最高値から約4分の1を失い、現在の株価は12カ月先の予想利益に基づく株価収益率(PER)が約23倍で取引されています。

今後、ポップマートはクリスマス前にアニメ作品とラブブの新バージョンを投入し、インタラクティブ玩具の発売も計画していますが、材料としての見通しは不透明であるとされています。JPモルガンは2026年12月の目標株価を25%下げて300香港ドルとしました。

このように、ラブブの人気が失速する中で、ポップマートの株価も勢いを失い、今後の展開が注目されています。

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