【江戸川太郎の保守ニュース動画】「永住権さん」と呼ばれた日本人妻─在留資格目的の結婚!?

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SNSや動画配信をきっかけに、「在留資格目的の結婚ではないか」と疑われるケースが話題になることがあります。今回取り上げられているのは、外国人男性が日本人の妻を冗談めかして「永住権さん」と呼んでいたという動画。これを受けて、「愛のない結婚ではないか」「制度の悪用ではないか」といった声が広がっています。

まず前提として整理しておきたいのは、日本には一般に言われる「永住権」という“権利”は存在しないという点です。法的にあるのは「永住許可」であり、一定の条件を満たした場合に法務大臣が許可する在留資格の一種です。条件を満たさなければ、取り消される可能性もあります。

在留資格と結婚の関係

外国人が日本人と結婚した場合、取得できる可能性があるのは「日本人の配偶者等」という在留資格です。これはあくまで婚姻の実態が前提となるもので、形式だけの結婚、いわゆる偽装結婚は違法です。実際に摘発事例もあり、ブローカーが介在するケースでは刑事事件に発展することもあります。

また、永住許可については原則として長期の在留実績や素行の善良性、独立した生計能力などが求められます。ただし、日本人と結婚している場合は在留年数要件が緩和される特例があります。こうした制度設計があるため、「結婚が近道になる」と考える人が出てくる余地は否定できません。

しかし重要なのは、制度上可能であることと、悪用が常態化していることは別問題だという点です。個別の不正事例が存在することは事実ですが、それをもって国際結婚全体を疑いの目で見るのは短絡的です。

本当に“愛のない結婚”は多いのか?

動画内では「年の差」「出身国」「在留資格の取得」などを根拠に、愛情の有無を疑う発言が見られます。しかし、年齢差のある結婚や国際結婚そのものは珍しいものではなく、動機や関係性は当事者にしか分からない部分も大きいのが現実です。

一方で、語学学習アプリや婚活サイトで在留資格目的と疑われるアプローチがある、という体験談も散見されます。これは事実として警戒すべき側面があるでしょう。
大切なのは、「外国人だから危険」と一括りにするのではなく、関係性の中身を冷静に見極めることです。

例えば、

  • 交際期間が極端に短い
  • 結婚後すぐに金銭の要求が増える
  • 家族紹介や将来設計の話を避ける
  • 在留資格や更新の話題ばかり強調する

こうした兆候がある場合は慎重になる必要があります。

制度上の課題と議論

議論の中には「離婚したら永住許可を取り消すべきだ」という声もあります。ただし、婚姻関係の破綻には様々な事情があり、一律に扱うことは人権上の問題も含みます。子どもがいる場合などはさらに複雑です。

また、同性婚の制度化と在留資格の関係についても、「悪用されるのではないか」という懸念が挙がることがあります。ただし、制度の是非は個別の不正リスクとは切り分けて議論する必要があります。不正対策は不正対策として制度設計を強化すればよいのであって、特定の属性そのものを排除する理由にはなりません。

感情と事実を分けて考える

今回の動画は刺激的な内容であり、感情を揺さぶる構成になっています。しかし、

  • 永住「権」ではなく永住「許可」であること
  • 偽装結婚は違法であり摘発も行われていること
  • 多くの国際結婚は真摯な関係のもとで成立していること

これらを整理したうえで議論することが重要です。

制度の穴を塞ぐ議論は必要です。同時に、偏見を助長しない冷静な視点も不可欠です。
結婚は人生における重大な選択。国籍を問わず、相手の誠実さ・価値観・将来設計を丁寧に確認することこそが、もっとも現実的な自衛策と言えるでしょう。

感情的な断定ではなく、事実と制度に基づいた議論を重ねることが、建設的な解決への第一歩です。

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