2025年4月3日、警視庁保安課は、吉本興業に所属する30〜40代の男性タレント数人を、オンラインカジノでの違法な賭博の疑いで書類送検する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で明らかになりました。この問題は、今年に入ってから浮上し、複数のタレントがオンラインカジノで賭博を行っていたとされています。
事件の経緯
- 賭博の疑い: 書類送検されるタレントは、吉本大（お笑いコンビ「ダイタク」、40歳）、なかむら★しゅん（お笑いコンビ「9番街レトロ」、31歳）、大原優一（お笑いコンビ「ダンビラムーチョ」、35歳）、竜大（「プリズンクイズチャンネル」、31歳）、最強の庄田（「プリズンクイズチャンネル」、35歳）、笹本はやて（お笑いコンビ「ネイチャーバーガー」、33歳）の合計6人です。彼らは、スマートフォンを使用して海外のオンラインカジノサイトにアクセスし、賭博を行っていたとされています。特に「スポーツベットアイオー」などのサイトで、バカラ賭博を行っていた疑いがあります.
- 捜査の進展: 警視庁は、匿名の情報提供を受けてこの事件を捜査し、タレントたちに対して任意で事情聴取を行っていました。捜査関係者によると、6人は賭博の事実を認めており、書類送検の準備が進められています.
法的背景
日本の法律では、賭博行為は禁じられており、海外で合法的に運営されているカジノサイトにアクセスして賭博を行うことも違法です。警察庁の調査によると、日本国内でオンラインカジノを使用したことがある人は約337万人にのぼり、そのうち現在も使用している人は約197万人と推計されています。また、回答者の43.5％が「違法と認識していなかった」と答えており、オンラインカジノに対する違法性の認識が低いことが浮き彫りになっています。
吉本興業の対応
吉本興業は、2025年2月に一部タレントのコンプライアンス違反の疑いが浮上した際、外部の弁護士を交えて事実関係を調査中であると発表しました。また、問題が発覚したタレントの活動を自粛させる方針を示しています。今回の書類送検により、さらなる調査と対応が求められることになるでしょう。
まとめ
この事件は、吉本興業にとって大きな問題となっており、所属タレントの信頼性や企業のイメージに影響を及ぼす可能性があります。今後の捜査の進展や、吉本興業の対応が注目されます。
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