ヨーロッパの複数の空港で、サイバー攻撃が原因とみられるシステムトラブルが発生し、欠航や遅延の影響が出ています。特に、ベルギーのブリュッセル空港は20日に、ヨーロッパの空港に搭乗手続きなどのシステムを提供しているプロバイダーに対するサイバー攻撃があったと発表しました。
この影響で、ブリュッセル空港では搭乗手続きの際に自動システムが使用できなくなり、職員が手作業で対応しています。ロイター通信によると、すでに10便が欠航し、複数の便の出発にも遅れが生じています。
さらに、イギリスのヒースロー空港も同日、「搭乗システムに技術的な問題が発生している」と発表し、出発便に遅れが出る可能性があると警告しました。ドイツのベルリン・ブランデンブルク空港も、公式ウェブサイトでチェックインに時間がかかっていると呼びかけており、各地で影響が広がっています。

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