自民党総裁選2025:麻生太郎と岸田文雄の動向がカギに 派閥力学と決選投票の行方

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Politics

2025年自民党総裁選は、石破茂氏を中心とした候補者争いが注目される中、依然として麻生太郎・最高顧問と岸田文雄・前首相の動向が焦点になっています。麻生氏は43人を抱える麻生派を率い、党内で依然として大きな影響力を維持。一方、岸田氏が率いていた旧岸田派も完全に分散することなく、約40人規模でのまとまりを保ち続けています。
両派の票がどちらに動くかによって、決選投票の結果が大きく変わる可能性が高く、政治記者や市場関係者からは「キングメーカー的な役割を果たす」との見方が強まっています。

旧岸田派は一枚岩ではないものの、林芳正官房長官が中心となり、田村憲久元厚労相や宮沢洋一党税調会長らベテラン議員が屋台骨を支えています。林氏の周辺では政策の方向性が固まりつつあり、総裁選立候補に向けて準備を着々と進めている様子がうかがえます。
また、小泉進次郎農相の陣営には、かつて岸田政権を支えた木原誠二・選対委員長や村井英樹・前官房副長官が合流し、旧岸田派と小泉陣営の連携が進む構図も見えてきました。こうした複雑な人脈の絡み合いは、総裁選後の政権基盤に大きな影響を与えるとみられています。

麻生派は43人という規模を誇りますが、現時点で明確に一人の候補を推しているわけではありません。高市早苗氏や小泉進次郎氏など、複数の候補の陣営に派内議員が分散しており、「麻生氏自身の最終判断」が票の流れを左右すると目されています。
総裁選は1回目の投票で過半数を得られる候補が出るとは限らず、決選投票が行われる可能性が濃厚です。そのため、麻生派の一括した票の動きは決定的な意味を持ち、どの候補に寄せるのかが最後の勝敗を決めるでしょう。

昨年の総裁選でも、岸田氏と麻生氏は決選投票で重要な役割を果たしました。岸田氏は石破陣営に支持を回し、結果的に石破首相の逆転勝利に大きく貢献。麻生氏も高市氏に票を集めるよう働きかけたとされ、派閥の意向が最終結果を左右した経緯があります。
今回も同様に、国会議員票の数十票規模をどう動かすかが最大のポイント。派閥の意向次第では「勝敗を決める存在」として麻生・岸田両氏が再び浮上することは間違いありません。

総裁選に向け、各陣営は政策公約や人事構想を発表していく見込みですが、それ以上に注目されるのは「派閥力学の行方」です。麻生派と旧岸田派がどの候補に肩入れするのかによって、政権の安定性や次期内閣の布陣が大きく変わります。市場関係者からも「総裁選後の政策実行力に直結する」との声が上がっており、日本の政治・経済両面に広く影響を与えるでしょう。協力を推進しながらも国民の理解と安心を確保することこそ、今後の最大の課題といえるでしょう。

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