メタプラネットは、ビットコインの価格が8万7300ドルを突破した中で、330 BTC(約2800万円相当)を購入したと発表しました。これは同社が4月に行った3度目のビットコイン購入であり、公開企業のBTC保有量で10位に浮上しています。
ビットコイン購入の背景
メタプラネットは、4月21日月曜日に新たなビットコイン購入を発表しました。この購入により、同社の総保有量は4855 BTCに達し、現在の価格換算では約621億6500万円となります。市場が不安定な状況にもかかわらず、ビットコインは米国株よりも良好なパフォーマンスを示しており、メタプラネットの株価は東京証券取引所で約0.3%上昇しました。
市場の影響と企業の動向
最近のアメリカの関税懸念や全般的な景気後退ムードが市場を揺るがす中、メタプラネットはビットコインの公開保有量で世界10位に浮上していました。ビットコインを積極的に取得している日本企業はメタプラネットだけではなく、ファッションブランドのANAPホールディングスも先週およそ16.6591 BTC(約2億円相当)を購入しました。
ANAPホールディングスのビットコインの管理・運用は、子会社であるANAPライトニングキャピタルが担当しており、保有するビットコインについては四半期ごとに時価評価を実施し、その評価益または損失を損益計算書に反映する方針です。
ビットコインの利回りと市場のパフォーマンス
今四半期のBTC利回りは現在12.1%であり、前四半期の利回りは95%でした。BTC利回りは、同社独自の指標であり、1株当たりのビットコイン増加率で投資戦略のパフォーマンスを評価しています。
金融不安が続く中、ビットコインは米国株よりも相対的に堅調に推移しています。4月初旬、トランプ大統領が報復関税を発表したことで、アメリカの株式市場は2日間で5兆4000億ドル(約756兆円)の時価総額を失い、ナスダックは当時11%下落しましたが、ビットコインの下落率は比較的小さい6%にとどまりました。
まとめ
メタプラネットのビットコイン購入は、同社の資産戦略の一環として注目されており、今後の市場動向に影響を与える可能性があります。ビットコインが相対的に堅調に推移する中、メタプラネットや他の企業がどのようにこのデジタル資産を活用していくのか、引き続き注目されるでしょう。

![]() |