米アップル、iPhoneのインドからの出荷が中国を上回る

※本サイトはプロモーションが含まれています
※本サイトはプロモーションが含まれています
Stock

米アップルが米国で販売するスマートフォン「iPhone」について、インドからの出荷分が2025年3月に中国を上回ったことが明らかになった。これは、米CNBCが報じたもので、シンガポールの調査会社カナリスの試算に基づいている。

アップルは、トランプ米政権下での対中追加関税を避けるため、中国からインドへの生産シフトを急速に進めている。具体的には、2025年4月のデータによると、インドから米国へのiPhone出荷台数は約300万台で、前年同期比で76%の増加を記録した。一方、中国からの出荷は90万台で、こちらは同じく前年同期比で76%の減少を示している。

この動きは、アップルがインドでの生産を強化し、将来的には米国向けの全てのiPhoneをインドで生産する計画を立てていることを反映している。専門家によると、アップルは2026年末までにインドで6000万台のiPhoneを生産する目標を掲げており、これには米国向け5000万台とインド国内向け1000万台が含まれる見込みだ。

しかし、インドでの生産拡大にはいくつかの課題が残されている。サプライチェーンの構築や熟練労働者の確保、地政学的リスクなどが挙げられ、これらの問題を克服するためにはインド政府との連携が重要になると考えられている。

PR
moomoo証券