自動車部品メーカーのミツバと中部電力は、2026年5月14日に、ミツバの子会社であるソフトウエア開発企業「両毛システムズ」に対して共同で株式公開買い付け(TOB)を実施することを発表しました。この取り組みは、両毛システムズのソフトウエア開発力を活かし、ミツバはソフトウエア定義車両(SDV)への対応を進め、中部電力はスマートメーター事業の拡大を目指すものです。
買い付け価格は1株5200円で、これは両毛システムズの2026年5月14日の終値に対して22%のプレミアムを加えたものです。公開買い付けの期間は2026年5月15日から7月8日までで、買い付け総額は約88億5700万円を見込んでいます。
TOB終了後、ミツバと中部電力は残る少数株主からの株式を併合によって買い上げる「スクイーズアウト」を実施し、両毛システムズは上場廃止となります。これにより、ミツバは両毛システムズの出資比率を現在の51.3%から80%に引き上げ、中部電力は20%を出資することになります。
両毛システムズは群馬県と栃木県にまたがる地域で受託計算センターとして創業し、現在は様々な業種にICT(情報通信技術)ソリューションを提供しています。ミツバは両毛システムズとの連携を強化し、クルマのSDV化や電動化に対応する制御モーター事業を強化する方針です。
また、中部電力は2022年に両毛システムズとビジネスパートナーシップ協定を結び、ガスや水道などのメーターから利用データを取得する「テレメータリングサービス」を展開してきました。今回の出資を通じて、両社は関係を深め、同サービスのさらなる拡大を目指します。
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