米半導体大手エヌビディアは27日、2025年5〜7月期の決算を発表しました。この期の売上高は前年同期比56%増の467億4300万ドル(約6兆8900億円)、純利益は59%増の264億2200万ドルに達し、いずれも市場予想を上回り四半期ベースで過去最高を更新しました。
エヌビディアの業績を牽引したのは、米国における人工知能(AI)開発に必要な半導体への特需です。特に、データセンター向けの売上高は411億ドルで、全体の約90%を占めています。また、ゲーミング向けも49%増の43億ドルと好調でした。
一方で、米国の輸出規制により、中国向けのAI半導体「H20」の販売は停止しており、これが今後の市場に与える影響についての不安も残っています。エヌビディアは、次の四半期(8〜10月期)の売上高を540億ドル前後と予想しており、引き続き成長が見込まれていますが、中国市場の不透明感が影を落としています。
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