三崎優太(元青汁王子)、エス・サイエンス筆頭株主への返り咲き。一度は手放した株、その裏にあった戦略とは？

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2025.08.30

実業家の「青汁王子」こと三崎優太氏が、上場企業である株式会社エス・サイエンスの「日本人の筆頭オーナーになった」と自身のYouTubeチャンネルで発表し、大きな注目を集めています。彼は一時期、同社の株式を全て売却していたにもかかわらず、なぜ再び筆頭オーナーとして返り咲いたのでしょうか。動画で語られた内容を基に、その複雑な経緯と今後の展望を解説します。

出会いと筆頭株主への道

三崎氏とエス・サイエンス社の関係は、2025年の春頃に始まります。当時、ニッケル事業を主軸としていたエス・サイエンス社が仮想通貨事業への参入を発表しました。これに将来性を感じた三崎氏は、同社の株式を大量に購入し、一時は全世界で第2位の大株主となりました。この時点で、彼はエス・サイエンスの成長に大きな期待を寄せていました。

しかし、その直後、三崎氏にエス・サイエンス社の新規事業に関するアドバイザー就任の依頼が舞い込みます。企業の重要な内部情報を知る立場になることから、インサイダー取引などの疑念を避けるため、弁護士とも相談の上、保有する株式を全て売却する苦渋の決断をしました。この決断は、彼自身の信頼性を守るためのものであり、株主や会社に迷惑をかけないための法令遵守を徹底した結果でした。

「株を売って逃げた」という誤解

三崎氏が株を売却したのは、アドバイザー就任が発表される直前のことでした。しかし、株主リストが公に発表されるまでには数ヶ月のタイムラグがあります。そのため、彼が第2位の大株主であるという情報が公開された時点では、既に株を保有していませんでした。この情報の遅延が、「高値で売り抜けて自分だけ儲けて逃げた」という世間の誤解を生む原因となりました。三崎氏は動画内で、株主や会社に迷惑をかけないための法令遵守を徹底した結果の売却であったと説明しています。

筆頭オーナーへの劇的な復帰

事態が大きく動いたのは、三崎氏が株を売却してから数ヶ月後のことです。エス・サイエンス社は仮想通貨事業を本格化させるため、香港のヘッジファンドなど、海外の巨大ファンドからの大規模な資金調達を実施しました。その際、海外のファンド側から「事業を推進するには三崎氏の力が必要不可欠だ」として、彼に日本人の筆頭株主（オーナー）として戻ってきてほしいという強い要請がありました。この申し出を受け、三崎氏は会社が発行する「新株予約権」を引き受ける形で、再び経営に参画することを決意。これにより、約6億円規模の資金を投じ、名実ともに「日本人の筆頭オーナー」として復帰を果たしたのです。

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今後の展望と覚悟

三崎氏は、エス・サイエンス社が調達した資金でビットコインなどの仮想通貨を購入し、企業価値を飛躍的に高めていく未来を描いています。彼は「皆さんが思ってる相場以上の覚悟でやろうとしてる」と語り、自身の知名度や発信力を活かし、法令を遵守した上で積極的に情報を公開していく姿勢を示しました。このような姿勢は、投資家やファンにとっても安心材料となるでしょう。

今回の動画は、単なる投資の推奨ではなく、一連の経緯に対する誤解を解き、自身の覚悟を伝えるためのものでした。一度は全ての株を手放しながらも、その手腕と影響力を評価され、海外ファンドから指名される形で筆頭オーナーに返り咲いた青汁王子。彼が率いるエス・サイエンス社の今後の動向から目が離せません。

三崎氏、日本人ヒットオーナーとしてエス・サイエンスに挑む

社会的信用を失った過去からの再起

2025年、三崎氏は上場企業「エス・サイエンス」の日本人ヒットオーナーとして注目を集めています。かつて社会的信用を失った経験を持つ彼が、再び株式市場で名を馳せるまでの軌跡は決して平坦ではありませんでした。

2019年、三崎氏は社会的信用の低下に直面し、再起の道を模索していました。その中で、エス・サイエンスが暗号資産事業への参入を発表すると、彼は同社株を大量に購入。その後、会社からアドバイザー就任の依頼が舞い込み、株を売却する形で株主利益や自身の立場を調整しました。株価はその後急上昇し、最高で420〜440円に達しましたが、三崎氏は決算時点で世界第2位の株主として公表されるものの、実際には既に株を売却済みでした。