米国政府は2025年2月10日、鉄鋼およびアルミニウムの輸入に対する新たな関税措置を発表しました。この措置は、通商拡大法232条に基づき、鉄鋼には25%、アルミニウムには10%の追加関税が課されるもので、これまでの除外措置が効果を減少させていると判断されました。新たな規定では、2025年3月12日からはすべての国に対して鉄鋼に25%、アルミニウムに25%の関税が適用され、製品別の除外も撤廃されることになります。
背景と影響
この新しい関税措置は、日本を含む多くの国に影響を及ぼすと見られています。特に、日本の経済産業相である武藤容治氏は、12日の閣議後の記者会見で、日本製品の除外を米政府に申し入れたことを明らかにし、日本企業への影響を精査し、必要な対応を取る意向を示しました。日本からの鉄鋼およびアルミニウムの対米輸出は、2024年のデータによるとそれぞれ1.4%と0.1%にとどまっており、影響は限定的であるとの見方もありますが、政府は慎重に対応を進める考えです。
トランプ大統領の意図
トランプ大統領は、今回の関税措置が米国の鉄鋼産業と雇用を守るために必要であると強調しており、他国との交渉を通じて適用除外を求める動きが予想されています。特にオーストラリアに対しては、貿易黒字を理由に適用除外を検討しているとの報道もあります。トランプ氏は記者団に対して「すべての国が対象だ」と強調しつつも、オーストラリアに対しては例外を設ける可能性があることを示唆しました。
今後の展望
日本政府は、米国の関税措置に対して適用除外を求める一方で、必要に応じて報復措置を検討する可能性もあります。武藤経産相は、企業への影響を緩和するために、日本貿易保険(NEXI)から保険金を支払う方針を発表しました。これにより、米国の関税措置によって契約が破談となった場合の損失を補填することが可能になります。
このように、米国の新たな関税措置は、国際貿易における緊張を高める要因となる可能性があり、各国の対応が注目されます。日本政府は、米国との交渉を通じて、企業への影響を最小限に抑えるための努力を続ける必要があります。
日本製鉄 (5401)、JFEホールディングス (5411)、神戸製鋼所 (5406)、中山製鋼所 (5408)、合同製鐵 (5410)、大阪製鐵 (5449)、東京製鐵 (5423)、共英製鋼 (5440)、大和工業 (5444)、淀川製鋼所 (5451)、中部鋼鈑 (5461)、丸一鋼管 (5463)、モリ工業 (5464)、大同特殊鋼 (5471)、日本高周波鋼業 (5476)、日本冶金工業 (5480)、山陽特殊製鋼 (5481)、愛知製鋼 (5482)、東北特殊鋼 (5484)、日本金属 (5491)

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