イオレは2025年9月29日、シンガポールに本社を置くSlash Visionとの間で、セルフカストディ方式のクリプトクレジットカード「SlashCard」を開発するための資本業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携は、イオレが掲げる中期経営計画に基づき、暗号資産(仮想通貨)を活用した次世代金融インフラの創出を目指すものです。
提携の詳細
- 株式取得: イオレは、第三者割当増資によりSlash Visionの普通株式8082株を約136万1817ドル(約2億400万円)で取得します。これにより、イオレの持株比率は5.05%となる見込みです。
- 業務連携: 両社は、イオレが展開するレンディングサービスとSlash Visionのウォレットを接続する仕組みの共同開発を行います。また、日本円とステーブルコイン(USDC、JPYCなど)間のオン/オフランプ機能の整備や、Slash Cardを起点としたイオレの金融サービスへの導線構築も進める予定です。
- 新会社設立: イオレは同日、「Neo Crypto Bank合同会社」を設立しました。この新会社は、イオレが保有する暗号資産の投資・運用を専門に行う事業会社として位置づけられています。
未来の展望
イオレは、将来的にDeFi(分散型金融)へのアクセスを提供する「Neo Crypto Bank」構想の実現を目指しています。この構想は、暗号資産トレジャリー事業とレンディングを通じて、企業価値の向上を図ることを目的としています。両社の提携により、ユーザーにとってより便利で魅力的な金融サービスが提供されることが期待されています。
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