NHK、ネットフリックスへの番組提供を再開

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NHKは2026年6月から、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)への映像コンテンツ提供を再開すると発表した。2026年度には大河ドラマなど19作品の提供を計画しており、作品は190以上の国・地域で配信される予定だ。

提供の背景と経緯

NHKは過去にネットフリックスへ番組提供を行っていたが、2022年にネットフリックスが広告付きの低価格プランを新設したことを受け、2023年10月までに提供を終了していた。NHKは放送法で広告放送を禁じられているため、広告付きプランでの配信が基準に抵触する恐れがあるとして抗議し、全料金プランでの配信停止を求めていた。

今回の再開にあたっては、ネットフリックス側から番組提供の要望があったとNHKは説明している。提供する作品は権利処理が済んだものに限定され、NHKの作品には広告を流さない措置がとられる。また、ネットフリックスの全主要プランで視聴できるようにした。

配信スケジュールと作品

まず6月下旬から、大河ドラマ「軍師官兵衛」や連続テレビ小説「まんぷく」など6つのドラマ作品の配信が開始される。翻訳や字幕作成など海外配信への対応はネットフリックスが担う。

戦略的意義

NHKの井上樹彦会長は、番組提供の意義について「NHKのコンテンツが海外で広く受け入れられるかを実証したい」と説明している。27年度以降の継続提供を前提に連携を深め、配信収入はコンテンツ制作への投資に還元する方針だ。

NHKは2025年10月からインターネット配信サービス「NHK ONE(ワン)」も提供しており、同サービスのアカウント数は2026年4月下旬時点で391万件に達している。大手配信プラットフォームを通じた海外展開と自社配信サービスの両軸で、新たな収益源の確保と国際的なプレゼンス向上を目指している。

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