千葉県館山市の平砂浦海岸で29日夜、4頭のクジラが打ち上げられているのが発見されました。通行人からの通報を受けて、警察が現場に向かい、確認を行いました。専門家によると、これらのクジラはすべてオスのマッコウクジラであり、体長は最大で約8メートルに達するとのことです。
過去にも千葉県の沿岸ではクジラの漂着が確認されており、東京海洋大学の加藤秀弘名誉教授は、今回の事例は海底の地形的要因によるもので、地震や津波とは関連がないと考えられると述べています。加藤教授は、クジラが誤って陸地に上がった可能性があると指摘しています。
現場では、津波警報が解除された後に県が対応を検討する予定です。30日午前5時ごろ、海岸で撮影された映像には、波打ち際に打ち上げられたクジラたちがひれを動かしている様子が映し出されています。サーフィンをするために海岸を訪れた男性は、4頭のクジラを発見したのは初めてだと驚きを語りました。
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