カナダ公共放送CBCによると、28日に投開票されたカナダ下院(定数343)総選挙で、カーニー首相率いる与党・自由党の勝利が確実となりました。トランプ米大統領が高関税政策で圧力を強める中、カーニー氏は強硬姿勢を貫き、支持を伸ばしました。
地元メディアは、28日夜に自由党の勝利を相次いで速報しました。3月に首相に就任したカーニー氏は、今回の選挙での勝利により続投が決定しました。
選挙戦では、カナダの併合論を唱えたり、関税政策で圧力をかけるトランプ政権に対抗する姿勢を示したカーニー氏が、国民からの支持を集めました。特に、経済政策や貿易問題に関する明確な立場が有権者に評価されたと見られています。
カーニー氏は、今後の政権運営においても、国内外の課題に対して強いリーダーシップを発揮することが期待されています。自由党の勝利は、カナダの政治における安定をもたらすと同時に、今後の米国との関係にも影響を与える可能性があります。
カーニー首相は、選挙後の記者会見で「国民の信任を受けたことを誇りに思う。今後もカナダのために全力を尽くす」と述べ、引き続き国民の期待に応える姿勢を示しました。

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