ソニーグループ、バンダイナムコホールディングス（BNHD）、およびGaudiyは、8日にエンターテインメントとテクノロジー領域における戦略的パートナーシップを開始したことを発表しました。Gaudiyは、ソニーとバンダイナムコを引受先として、総額100億円の資金調達を実施しています。
5つの重点テーマ
本協業では、以下の5つの重点テーマが掲げられています。
- グローバル展開: CrunchyrollやMyAnimeListなどのプラットフォームを連携させ、日本のIP（知的財産）の海外進出を加速させる。
- 次世代クリエイターの育成支援: 新しい才能を発掘し、育成するための支援を行う。
- データアセットの連携: 各社のデータアセットを統合し、相互に活用する。
- ブロックチェーン技術の活用: エコシステムの構築に向けて、ブロックチェーン技術を活用する。
- 生成AI技術の研究開発: 生成AI技術の研究開発を進め、エンターテインメントの新たな可能性を探る。
Gaudiyのビジョンと今後の展望
Gaudiyは「ファン国家」をビジョンに掲げ、「Gaudiy Fanlink」を大手エンタメ企業に提供しています。2025年には、世界最大級のアニメ・マンガコミュニティサイト「MyAnimeList」をグループ傘下に迎え、グローバルファンとの接続を強化する計画です。
ソニーのコメント
ソニーの御供俊元代表執行役CSOは、「この3社パートナーシップを通じて、日本発のIPをグローバルに発信していくことは大変意義深い取り組みであり、今後の成果に大いに期待している」とコメントしました。
目指すエンターテインメント体験
3社は、世界中のIPファンに次世代のエンターテインメント体験を届けることを目指し、業界の新たなエコシステム創出に取り組んでいきます。この戦略的パートナーシップは、日本のエンターテインメントコンテンツの国際的な展開を加速させる重要なステップとなるでしょう。今後の展開に注目が集まります。
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