JAXA、H3ロケット9号機の打ち上げに成功 前回の失敗から約半年、成功率75%に向上

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12日午前9時53分ごろ、JAXAはH3ロケット6号機を種子島宇宙センターから打ち上げ、成功させた。2025年12月に8号機が失敗してから約半年ぶりの飛行で、今回で通算8機目の打ち上げとなる。これによりH3ロケットの成功率は71%から75%に上昇した。

H3ロケットは2023年3月の初号機で第2段エンジンの不具合により失敗したが、その後2号機から7号機までは5回連続で成功を重ねていた。しかし2025年12月22日、準天頂衛星「みちびき5号機」を搭載した8号機が、第2段エンジンの早期燃焼停止により再び失敗した。

今回打ち上げられた6号機は、これまでの機体とは構成が大きく異なる。補助ロケット(SRB-3)を搭載せず、メインエンジンを2基から3基に増やした「H3-30S」形態の初めての試験機である。この構成は打ち上げコストをH2Aロケットの半分にあたる約50億円に抑えることを目指しており、国際競争力の強化につながると期待されている。

JAXAは8号機の失敗原因を分析し、衛星を載せる台座(衛星搭載アダプタ)の補修など対策を講じた上で今回の打ち上げに臨んだ。H3プロジェクトチームの有田誠プロジェクトマネージャは「再起に向けた大事な打ち上げ」と位置づけていた。今回の成功により、日本の基幹ロケットとしての信頼回復に向けた一歩を踏み出した形となる。

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