パキスタンとタリバンの協議、再決裂で停戦維持に懸念

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パキスタンとアフガニスタンのタリバン暫定政権は、国境地帯の武力衝突の停戦維持に向けた協議をトルコで行いましたが、合意には至らず、事実上の再決裂となりました。双方は8日までにこの結果を明らかにし、次回の協議の見通しは立っていません。停戦合意は有効とされるものの、攻撃があれば対抗する姿勢を示しています。

この協議は3回目であり、前回は一度決裂した後に停戦を継続することで合意していました。パキスタンはイスラム武装勢力の越境テロ対策を求めており、一方でタリバンは越境テロを否定しているため、両者の溝は深まっています。2021年8月のタリバン復権以来、緊張が高まっているとされています。

パキスタンのハワジャ国防相は、協議が「完全に行き詰まった」と述べ、タリバン暫定政権が合意文書に署名する用意がなかったことを明らかにしました。タリバンのムジャヒド報道官は、パキスタン側の態度が非協力的であったと批判し、攻撃には断固防衛する姿勢を示しました。

最近の国境地帯では、短時間の交戦があり、双方が責任を押し付け合っています。パキスタンが10月にアフガニスタンを空爆し、タリバンが報復攻撃を行ったことが背景にあるとされています。今後の情勢については懸念が広がっています。

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