2025年7月30日、カムチャツカ半島沖で発生した地震により、ロシアのカムチャツカ半島では幼稚園を含むいくつかの建物が損壊しました。地元当局によると、地震の影響で幼稚園の一部が倒壊したものの、当時建物は修理中で子どもたちはおらず、現場の作業員も全員避難していたため、これまでのところケガ人はいないとのことです。
カムチャツカの津波観測センターは、この地震によってアリューシャン列島に最大32センチ、カムチャツカ半島の太平洋沿岸地域には最大20センチの津波が到達する恐れがあると発表しました。また、ロイター通信によれば、現地当局者の話として、カムチャツカ半島の一部で高さ3メートルから4メートルの津波が観測されたとのことです。
地震の影響を受けた地域では、引き続き安全確認と復旧作業が進められています。地元住民や関係者は、今後の余震や津波に対する警戒を強めています。
気象庁、津波警報を発表
2025年7月30日午前9時40分、気象庁は津波関連の追加・変更を発表しました。津波注意報から津波警報に切り替わった地域は以下の通りです。
- 北海道太平洋東部
- 北海道太平洋中部
- 青森太平洋沿岸
- 岩手県
- 宮城県
- 茨城県
- 千葉九十九里・外房
- 福島県
- 小笠原諸島
- 静岡県
- 三重南部
- 和歌山県
さらに、津波警報が発表された地域には以下が含まれます。
- 北海道太平洋西部
- 千葉内房
- 伊豆諸島
- 相模湾・三浦半島
- 愛知外海
津波の到達予想時刻や高さについては、各地域で異なるため、注意が必要です。特に、津波警報が発表された地域では、津波による被害が発生する恐れがあるため、沿岸部や川沿いにいる人々は直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難するよう呼びかけられています。
震源地はロシアのカムチャツカ半島付近で、地震の規模はマグニチュード8.7と推定されています。津波の高さは地域によって異なり、最大で3メートルの津波が予想されています。
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