中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)は、2025年12月1日に日本市場に初めてプラグインハイブリッド車(PHV)「SEALION 6(シーライオン シックス)」を投入しました。このモデルは、前輪駆動モデルが398万2000円、四輪駆動モデルが448万8000円で販売されます。これは、2023年に日本での乗用車販売を開始して以来、初めてのPHV投入となります。
新型「SEALION 6」はスポーツ用多目的車(SUV)タイプで、BYDが独自に開発した高効率システム「DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)」を搭載しています。このシステムは、静かでスムーズな加速と長距離走行時の低燃費を実現することを特徴としています。BYDは2008年からPHVの量産と販売を開始しており、これまでに世界で740万台以上を販売しています。
日本市場ではEVの普及が遅れているため、BYDはこの新しいPHVモデルを通じてラインアップを拡充し、競争力を高める狙いがあります。特に、価格設定が日本の他のメーカーのSUVのPHVよりも100万円以上安いことから、市場でのシェア拡大が期待されています。
この新モデルの導入により、BYDは日本市場でのプレゼンスを強化し、顧客のニーズに応えることを目指しています。

![]() |


