三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、個人向けサービス領域でグーグルと提携したことを発表しました。この提携により、人工知能(AI)が顧客の決済手段や資産形成を提案し、実行する新たな仕組みを構築します。
MUFGの山本忠司専務は、記者会見で「金融を意識して使うものから、生活の流れの中で自然に出会い、使い続けるものに進化させる」と述べ、グーグルのAI技術を活用した個人向け総合金融サービス「エムット」の展開を目指す意図を明らかにしました。
現在、金利のある世界が到来し、銀行グループにとって個人からの預金集めの重要性が増しています。特に、各行は若年層をターゲットに、AIやデジタル技術を駆使した金融サービスの利便性向上にしのぎを削っています。
国内トップ行のMUFGは、グーグルだけでなく、OpenAIとも提携を結んでおり、ライバル行との差別化を図る考えです。グーグルは、AIが自律的に思考し提案する「AIエージェント」に強みを持ち、MUFGの金融サービスに組み込むことで、オンラインでの商品購入時にクレジットカード払いやアプリを通じた決済など、顧客に有利な手段を提案し、決済を実行します。また、家計データと連携させることで、支出管理にも役立てることが期待されています。
グーグル・クラウド・ジャパンの三上智子・日本代表は、世界のトップクラスの金融機関が同社のサービスを活用して実装を進めていることを説明しました。
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