2025年5月19日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、米グーグル出身者が設立したスタートアップ、サカナAIとの提携を発表しました。この提携により、生成AIを活用して融資の稟議書などの文書作成を自動化し、業務の大幅な効率化を図ることを目指します。
MUFGは、これまでの3年間で500億円の予算枠を設定していましたが、今回の提携を受けてさらに100億円を増やす計画も明らかにしました。これにより、AIの活用による業務効率化の動きが一層加速することが期待されています。
サカナAIは、金融特化型のAI技術を開発しており、今後3年以上にわたってMUFGと連携し、文書作成の自動化や支援システムの開発を進める予定です。MUFGの業績は好調で、今期も過去最高益を更新する見込みですが、人手不足や業界の環境変化に対応するため、AIの導入が急務となっています。
この提携は、MUFGがAI技術を活用して業務改革を進める一環であり、今後の展開に注目が集まります。

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