2026年6月22日、SKハイニックスが韓国株式市場(KOSPI)において、時価総額でサムスン電子を初めて上回り、約25年半ぶりに韓国企業の時価総額トップの座が交代しました。
時価総額の詳細
韓国取引所によると、22日午後0時51分時点でSKハイニックスの時価総額は2084兆6544億ウォンに達し、同じ時点のサムスン電子の2084兆1983億ウォンを上回りました。SKハイニックスの株価はこの日、一時前週末比6.5%高の294万5000ウォンまで上昇し、上場来高値を更新しました。
引け値ベースでは、SKハイニックスは5.6%高で終了し、時価総額は2080兆4000億ウォン(約1兆3500億ドル)となりました。一方、サムスン電子は0.14%下落し、優先株を除いた時価総額は2066兆7000億ウォンでした。
ただし、サムスン電子は優先株を含めた時価総額で計算すべきだと主張しており、優先株を含めるとサムスン電子の時価総額は約2246兆4000億ウォンとなり、SKハイニックスを約200兆ウォン上回ります。
逆転の背景:AIブームとHBM
この歴史的な逆転の最大の要因は、AI(人工知能)ブームです。SKハイニックスは、AIシステムに不可欠な高帯域幅メモリー(HBM)チップの世界最大の供給者として、NVIDIAやAlphabet(Google)などの顧客に製品を提供しています。
今年に入ってからの株価上昇率は、サムスン電子が約197.7%だったのに対し、SKハイニックスは**約341.9%**と急騰しました。SKハイニックスは現在、世界で最も時価総額の大きな半導体メモリーメーカーとなっています。
サムスン電子の25年にわたる支配
サムスン電子は1999年7月に初めてKOSPI時価総額1位となり、2000年11月以降は不動の首位を維持してきました。しかし、この日、SKハイニックスが取引時間中に4%以上急騰する一方、サムスン電子が1%以上下落したことで、その座を明け渡すことになりました。
SKハイニックスの劇的な復活
この逆転は、韓国企業史における最大の復活劇の一つとされています。2002年、当時のHynix Semiconductorは巨額の債務に苦しみ、Micronへの売却寸前まで追い込まれました。しかし、この取引は最終的に頓挫し、同社は約10年間にわたり債権者の管理下に置かれていました。そこからAIブームの最大の受益者の一つに成長したのです。
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