ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が初めて議長を務めた米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金融市場に不安を残して終了した。17日の米S&P500種株価指数は前日比1.2%安で終え、過去3代の議長の初回時よりも下げ幅が大きい。前日終値を挟んで狭いレンジで推移していたS&P500は、FOMC後の政策金利見通しを受けて急落した。
同日のニューヨーク債券市場では長期債相場が3営業日ぶりに反落。長期金利の指標となる表面利率4.375%の10年物国債利回りは前日比0.05%高い4.49%で終えた。FRBが公表した政策金利見通しを受け、年内の利上げ観測が高まり、債券売りが優勢となった。
ウォーシュ氏はFRBの情報発信を減らすことを志向しており、「寡黙な議長」の下で金融相場は荒れやすくなる可能性が指摘されている。市場関係者の間では、ウォーシュ氏が自らの政策金利見通し(ドット)をFOMCに提出せず、ドットチャートの持つ意味を不明瞭にする可能性も取り沙汰されている。これにより、先行き指針としてのドットチャートの機能が低下し、市場のボラティリティがさらに高まるリスクが警戒されている。
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