Animoca Brands、2026年に米国ナスダック市場への上場を計画

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Web3プラットフォームの大手企業であるAnimoca Brands(アニモカブランズ)が、2026年に米国ナスダック市場への上場を目指していることが明らかになりました。同社はシンガポールのCurrenc Groupとの逆合併(リバースマージャー)を通じて上場する方針を発表しており、評価額は10億ドル規模を目標としています。

上場の背景と戦略

Animoca Brandsの最高戦略責任者(CSO)であるKeyvan Peymani氏は、「タイミングは今だ」と述べ、米国における規制環境の変化や新政権の誕生により、北米市場への本格参入に適した時期が到来したとの認識を示しました。Peymani氏は、Currencとの提携が単なる「空箱会社(シェル会社)」を利用したRTO(リバーステイクオーバー)ではなく、真のパートナーシップであると強調しています。

Currencは昨年、世界全体で1,300万件以上のクロスボーダー決済取引を処理しており、Animoca Brandsのトークノミクス戦略と高い親和性を持つとされています。

企業の実績と展望

Animoca Brandsは628社以上のポートフォリオ企業への投資実績を持ち、The Sandbox、Moca、Anichess、EduChainなど複数の事業を運営しています。2024年の売上高は3億1,400万ドル、EBITDAは9,700万ドルを計上しており、収益性のある事業基盤を確立しています。

Peymani氏は同社について「Web3空間におけるFAANGのような存在」と表現し、業界の先行指標としての役割を担っていく意向を示しました。

仮想通貨市場の動向

今年は仮想通貨関連企業の上場ラッシュが続いており、ステーブルコイン発行元のCircleや仮想通貨取引所のGeminiなどが米国市場に上場しています。しかし、Animoca Brandsはこれらとは異なり、ステーブルコインや取引所ではなく、アルトコインやWeb3エコシステム全体への幅広いエクスポージャーを提供する点が特徴です。

今後の計画

Peymani氏は2026年以降の展望について、同社がスタンダードチャータード銀行および香港テレコムとの合弁によるステーブルコイン事業「Anchorpoint」の本格展開、Provenance Blockchain上でのRWA(実物資産)マーケットプレイスの立ち上げを計画していると述べています。また、デジタルアイデンティティレイヤーである「Moca ID」を通じて、ユーザーが複数のブロックチェーンにまたがってデータや資産を活用できる環境の構築を進めるとしています。

Animoca Brandsの上場計画は、Web3業界における重要なマイルストーンとなることが期待されており、今後の動向に注目が集まります。

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