トークン化株式やETFの取引プラットフォーム「xStocks」は10月2日、テレグラム内で利用できる暗号資産ウォレット「Wallet in Telegram」への対応を正式に発表した。これにより、TON(The Open Network)エコシステム上での資産取引や利用可能性がさらに拡大することになる。
xStocksは当初ソラナ上でローンチされ、今年7月にはBNBチェーン対応も進めてきた。今回のTON対応について同社は「1.6億以上のTelegramウォレットユーザーにシームレスな取引体験を提供し、DeFiやWeb3ミニアプリにおける資産活用を可能にする」と説明している。
さらに、Wallet in Telegram側も今回の拡大を確認。仮想通貨取引所Krakenやトークン化サービスBackedと協力し、一部地域では10月末から段階的にサービスを展開予定だ。取引は週5日24時間体制で可能となり、配当のトークン化支払いにも対応する。
TON公式サイトによれば、現在ネットワーク上のアカウント数は1.6億を超えており、Telegramの巨大ユーザーベースを背景に、トークン化金融商品と分散型金融を結びつける大きな一歩になると期待されている。

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