Hyperliquidでの仮想通貨盗難事件の詳細

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Crypto

暗号資産(仮想通貨)のセキュリティ分析を行うPeckshieldは、10日に「0x0cdC…E955」というアドレスが、分散型取引所(DEX)であるHyperliquidで約2,100万ドル(約32億円)相当の仮想通貨を盗まれたと報告しました。この盗難の原因は、秘密鍵の漏洩であると分析されています。

盗難の経緯と影響

Peckshieldによると、攻撃者は盗まれた仮想通貨をイーサリアムのブロックチェーンに移動させており、具体的な銘柄にはDAI(現USDS)やMSYRUPUSDPなどが含まれています。これにより、盗難後の資産追跡が難しくなっているとされています。

ブロックチェーンにおける秘密鍵は、銀行口座の暗証番号に相当し、他者に知られてはいけないものです。秘密鍵が漏洩した理由は不明ですが、何らかの方法で攻撃者が被害者の秘密鍵を入手したと考えられています。

Hyperliquidのセキュリティ状況

Hyperliquidは、昨年12月に北朝鮮のハッキンググループの標的となった可能性があるとの憶測が広がったことがあります。セキュリティ研究者のTaylor Monahan氏は、北朝鮮関連アドレスがHyperliquid上で70万ドル以上の損失を出していると指摘していましたが、今回の事件は特定のアドレスが標的となった模様です。

市場への影響

今回の盗難事件を受けて、HyperliquidのネイティブトークンであるHYPEの価格は急落し、前日比で21%超下落しています。市場全体でも他の仮想通貨が大きく値を下げており、投資家のリスク回避姿勢が強まっています。

この事件は、仮想通貨業界におけるセキュリティリスクの重要性を再認識させるものであり、今後の対策が求められています。

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