米証券取引委員会(SEC)は、2025年4月11日に暗号資産(仮想通貨)規制に関するラウンドテーブル2025年4月8日、米国の資産運用会社Teucrium Investment Advisorsが、リップル(XRP)トークンを対象とした初の2倍レバレッジETF「Teucrium 2x Long Daily XRP ETF(ティッカー: XXRP)」をNYSE Arcaで上場しました。このETFは、XRPの1日あたりの価格変動の2倍のリターンを目指す商品であり、経費率は1.85%に設定されています。
ETFの特徴と目的
XXRPは、先物契約を通じてXRPの日次価格変動に対する2倍のレバレッジ・エクスポージャーを提供します。具体的には、手数料および経費控除前で、単一日におけるXRPの日次価格パフォーマンスの2倍に相当する日次投資成果を追求することを目的としています。このようなレバレッジ型ETFの登場は、特に新しい資産クラスにおいては珍しい事例です。
市場の反応と期待
このETFの上場は、XRP投資家コミュニティにおいて機関投資家の資金流入への期待を高めていますが、同時に2倍レバレッジという特性により、価格変動リスクが増大することへの懸念もあります。特に、XRPの価格が不安定な状況にある中で、投資家は慎重な姿勢を求められています。
現物型ETFの承認に向けた動き
現在、米国市場においては現物型XRP ETFは承認されていませんが、WisdomTreeやBitwise、21Shares、Franklin Templetonなど複数の運用会社が現物型XRP ETFを申請中です。SEC(米国証券取引委員会)が今後数ヶ月以内に判断を下すと見られており、現物型ETFの承認可能性が高まっているとの見解もあります。BloombergのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、現物型ETFの承認が近いと予測しています。
まとめ
TeucriumのXXRP ETFは、米国市場におけるXRP関連商品として初めて上場した重要なステップであり、投資家に新たな投資機会を提供します。今後の市場動向やSECの判断が、XRPおよびその関連商品に与える影響に注目が集まっています。

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