米証券取引委員会(SEC)は、2025年7月9日にカナリー社のPENGU現物ETF(Canary PENGU ETF)の申請を正式に受理しました。この受理は、ミームコインへの投資機会を提供するETFの承認に向けた重要なステップとされていますが、受理自体は承認を意味するものではなく、SECが今後審査を進めることを示しています。
PENGU ETFの設計と目的
カナリーPENGU現物ETFは、ミームコインPENGUの価格パフォーマンスを追跡し、投資家にデジタル資産への規制されたアクセスを提供することを目的としています。このETFは、PENGUトークンを主に保有し、Pudgy PenguinsのNFTにも投資する設計となっています。具体的には、ポートフォリオの80-95%をPENGUに、残りの5-15%をNFTに割り当てる予定です。
今後の展望と市場の反応
SECは現在、すべての上場に適用できる一般規則の策定に取り組んでおり、秋の初めごろには新たな仮想通貨現物ETFの承認が期待されています。ビットワイズの最高投資責任者であるマット・ホーガン氏は、SECが仮想通貨ETPがメインストリームの一部になりつつあることを認めていると評価しています。
このETFの申請に対する市場の反応は、PENGUトークンの価格が急上昇するなど、ポジティブな動きを見せています。投資家たちは、PENGUが新たな投資機会を提供する可能性に期待を寄せています。

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