ソフトバンクGが続伸、フランスに最大14兆円のAIデータセンター建設発表で買い集まる

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ソフトバンクグループ(SBG)の株価が続伸し、前週末比494円(6.59%)高の7985円を付けた。日本時間5月31日、フランスで最大14兆円を投じてデータセンターを建設すると発表したことが材料視された。人工知能(AI)に必要な計算資源を米国だけでなく欧州でも確保することが目的で、将来的な収益寄与拡大を期待した買いが集まっている。

投資計画の概要

SBGはフランスで最大750億ユーロ(約14兆円)を投じ、欧州最大級となる合計5ギガワット(GW)のAIデータセンターを建設する計画を明らかにした。5GWは50億ワットに相当し、一般的なデータセンターが数十メガワットから数百メガワット程度であるのと比較すると、その規模の大きさが際立つ。大型発電所が複数基分に相当する電力を消費する計算になる。

第1段階として、2031年までに450億ユーロ(約8.3兆円)を投じ、フランス北部オー・ド・フランス地域圏のダンケルク、ボスケル、ブシャンの3地域で計3.1GW規模のデータセンターを整備する。最終的には容量5GWへの設備増設も計画している。

戦略的意義

データセンターなどの計算資源は現在、米国に集中している。SBGも米オハイオ州で80兆円規模を投じるデータセンターの建設を計画中だが、今回のフランス投資は欧州でも計算資源を確保する狙いがある。

AIの時代において「計算資源をどこに、どれだけ持つか」が企業の競争力と国家の主権を左右する時代に入ったことを示す象徴的な投資と位置づけられる。SBGは世界の主要地域にデータセンターのハブを構築することで、AI関連の収益源を拡大し、単一地域への依存を分散する戦略をとっている。

パートナーシップと今後の展開

データセンターの建設を支えるため、仏電気機器メーカーのシュナイダーエレクトリックと提携する。北部ダンケルク港にデータセンター向けのサーバー収容棚や電源設備などの製造拠点を設け、建設の加速を図る。

また、SBGが過半数を所有する合弁会社Sesterceとともに、フランスのボスケルで1GWのAIデータセンターキャンパスの開発を進めることも明らかになっている。

この発表は、マクロン仏大統領が主催し海外からの投資を誘致するイベントの一環で公表された。仏経済相のロラン・レスキュール氏は、この発表を「AIバリューチェーン全体においてフランスを主要な目的地として位置づけるというマクロン大統領の野心の証」と評価している。

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