株式会社リミックスポイント(東証:3825)は、2027年3月期から2029年3月期にかけての中期経営計画を発表しました。この計画では、エネルギー事業および蓄電ソリューション事業に焦点を当て、2029年3月期に売上高692億円、営業利益91億円を目指すとしています。具体的には、3年間で売上高を約1.8倍、営業利益を約3.7倍に拡大することを目指しています。
この成長に伴い、リミックスポイントは従業員数を現在の約50人から2029年3月期には150人規模に拡大し、組織基盤を強化する計画です。これにより、同社はエネルギー事業における競争力を高め、より多くの市場機会を捉えることを目指しています。
同社は、過去3年間にわたりROE(自己資本利益率)30%以上を維持しており、高い資本効率を誇っています。また、国内の電力需要が増加する見通しや、新電力シェアの拡大余地があることも、同社の成長を後押しする要因とされています。
さらに、リミックスポイントは日本蓄電池株式会社と業務提携契約を締結し、系統用蓄電所の共同運営を進めることも発表しました。この提携により、2026年末までに7カ所の蓄電所を運転開始する予定です。
加えて、リミックスポイントは仮想通貨業界でも注目を集めており、ビットコインを中心とした仮想通貨ポートフォリオを約242億円超保有しています。このデジタルアセットマネジメント事業も、同社の成長戦略の一環として位置づけられています。

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