著名ユーチューバーのジミー・ドナルドソン氏(通称ミスタービースト)が、「ミスタービースト・フィナンシャル」という名称で商標を申請したことが明らかになりました。この申請は、2025年10月13日に米国特許商標庁に提出され、金融サービスを提供するプラットフォームの設立を目指しています。
商標の内容
申請書には、以下のようなサービスが含まれています:
- 仮想通貨決済処理
- 分散型取引所(DEX)の運営
- ブロックチェーンベースの金融サービス
- 投資銀行サービス
- 保険
- 金融教育
- マイクロファイナンス融資サービス
このプラットフォームは、SaaS(Software as a Service)モデルで設計されており、ユーザーが仮想通貨を利用した金融取引を行えるようになることを目指しています。
過去の活動と今後の展望
ドナルドソン氏は2021年から仮想通貨に関与しており、スタートアップへの投資やNFTの購入を行ってきました。彼の企業、ビースト・インダストリーズは、以前からクレジットカードや個人ローン、仮想通貨サービスを提案しており、今回の商標申請はその延長線上にあると考えられます。
商標が承認されれば、ドナルドソン氏の会社が保有する52件の商標に加わることになります。これまでに取得した商標には、ミスタービースト・ゲーミングやミスタービースト・バーガーなどがあり、一部は実際の製品やサービスとして展開されています。
規制の課題
ただし、仮想通貨取引所や決済プラットフォームを運営するには、FinCENへのマネーサービス事業者登録や州レベルの送金ライセンスの取得が必要です。これらの規制をクリアすることが、今後の大きな課題となるでしょう。
最終的な商標の承認または却下は2026年後半に予想されており、今後の動向が注目されます。

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