米ナスダック上場の半導体メーカー、ナノ・ラボ(ティッカー:NA)は、2023年7月3日に74,315BNBを約5,000万ドル(72億円)で購入したことを発表しました。今回の購入は、同社が6月24日に発表した総額5億ドルの転換社債プログラムに基づく初回取得となります。ナノ・ラボは、平均購入価格を672.45ドルとし、同社の仮想通貨準備金は約1億6,000万ドルに達したと見られています。
ナノ・ラボは、BNBチェーンのネイティブトークンであるBNBを中核的なトレジャリー資産と位置付け、流通量の5-10%を保有することを目標としています。同社は、中国の主要なWeb3インフラ・プロダクトソリューション提供企業として、ビットコインマイニング用チップやAI関連事業を展開しており、BitcoinTreasuriesのデータによると、約1,000BTCも保有しているとされています。
長期的には、BNBの安全性と価値を徹底評価し、転換社債と私募により最大10億ドル相当のBNB取得を計画しています。この戦略は、マイクロストラテジー社のビットコイン準備金モデルを参考にしたアプローチと見られています。バイナンスの元CEOであるCZ氏は、ナノ・ラボを「BNBのマイクロストラテジー」と評価しており、機関投資家レベルでのBNB投資熱の高まりが注目されています。

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