オンラインゲーム会社のシャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)が、暗号資産イーサリアム(ETH)の大規模な追加購入を継続していることが明らかになりました。7月14日までの5日間で、同社が購入したイーサリアムは合計60,582 ETH、金額にして約1億8000万ドルに達します。
シャープリンクは7月8日、企業戦略としてイーサリアムの保有を拡大していく方針を発表しており、全てのイーサリアムは分散型金融(DeFi)のプロトコルで運用されています。これにより、ステーキングやリステーキングを通じて利回りを生み出し、新たな収益源とすることを目指しています。
新しい指標「ETH Concentration」の導入
同社は暗号資産戦略における透明性を重視しており、その一環として「ETH Concentration」という新しい指標を導入しました。この指標は、希薄化後の株式1000株に対しどれだけのイーサリアムを保有しているかを示すものです。
シャープリンクの戦略は、テクノロジー企業が準備資産としてデジタル資産を採用するという、より広範な市場の傾向を反映しています。例えば、ビットコインマイニング企業のビット・デジタルも保有していたビットコイン(BTC)を全てイーサリアムに交換したと発表し、その後に株価が上昇するなど、市場から肯定的に評価される事例も出ています。
このように、シャープリンク・ゲーミングのイーサリアム購入は、企業がデジタル資産を財務戦略に組み込む新たな動きの一環として注目されています。

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