テザー社のCEO、パオロ・アルドイーノ氏は、2025年12月20日にX(旧Twitter)上で、同社がAI機能を搭載したモバイル仮想通貨ウォレットの開発を進めていることを発表しました。このウォレットは、ビットコイン(BTC)、テザー(USDT)、米国向けステーブルコインUSAT、金担保型トークンXAUTの4つの資産に対応する予定です。
技術基盤とプライバシー重視の設計
この新しいウォレットは、テザー社のオープンソースウォレット開発キット「WDK」と、分散型AIプラットフォーム「QVAC」を基盤としています。WDKは2025年10月にオープンソース化され、開発者が自己管理型ウォレットを構築するためのツールを提供します。一方、QVACは2025年5月に発表され、ユーザーのデバイス上でAIモデルを実行することができるため、クラウドに依存せずプライバシーを重視した設計が可能です。
アルドイーノ氏は、QVACによる「ローカルプライベートAI統合」を強調し、ユーザーのデバイス上で直接AI機能が動作することで、プライバシーと自己管理性を重視した設計になると述べています。また、ウォレットの新規作成画面とみられる内部スクリーンショットも公開されました。
次世代のウォレット体験
テザー社は、これらの技術を組み合わせることで、中央集権的なプラットフォームに依存しない次世代のウォレット体験を目指しています。この取り組みは、ユーザーが自分の資産をより安全に管理できる環境を提供することを目的としています。テザー社は現在、ウォレットの開発を主導する首席ソフトウェアエンジニアを募集中です。
この新しいウォレットは、仮想通貨の利用をより便利で安全にするための重要なステップと位置付けられています。テザー社の進展は、デジタル資産の管理におけるプライバシーと自己管理の重要性を再認識させるものとなるでしょう。

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