ネイルサロン「FASTNAIL」を運営する東証グロース上場企業のコンヴァノは、7月17日に取締役会で総額4億円を上限とするビットコイン(BTC)の購入を決議したと発表しました。この購入資金は、主に同社が6月30日に発表した新株予約権の発行によって調達される予定です。
購入の目的と戦略
コンヴァノは、この資金を「デジタルアセットへの投資」として活用することを計画しており、具体的な投資先としてビットコインが選ばれました。購入は2025年7月末までに完了する予定で、主要な暗号資産交換所に口座を開設し、市場を通じて実行する計画です。特定の相対先との取引は現時点で想定されていないとのことです。
国内企業のビットコイン保有の広がり
ビットコインをはじめとした暗号資産を保有する動きは、国内の上場企業に広がりを見せています。例えば、同じ美容領域では「湘南美容クリニック」を運営するSBCメディカルグループが、総額10億円規模のビットコイン購入計画を発表しており、その一部の購入をすでに完了しています。
コンヴァノのビットコイン購入は、財務基盤の強化やインフレへの対策としての意味合いも持っており、今後の動向が注目されます。

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