警察庁が自転車の交通違反に「青切符」を導入

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警察庁は2025年4月24日、自転車の交通違反に対する新たな交通反則切符(青切符)制度を2026年4月1日に施行する方針を発表しました。この改正は、自転車による交通事故の増加を受けてのもので、16歳以上の自転車運転者を対象に113種類の違反行為が含まれます。

反則金の詳細

新制度では、違反の内容に応じて以下のような反則金が設定されています:

  • 「ながら運転」(スマートフォンを使用しながらの運転):12,000円
  • 信号無視や通行区分違反(右側通行など):6,000円
  • 指定場所一時不停止や傘差し運転:5,000円
  • 2人乗りや並進:3,000円

この制度により、軽微な違反に対しては青切符が交付され、反則金を納付すれば刑事罰を科されない仕組みとなります。

施行の背景と目的

自転車による交通事故が増加している中、実効性のある取締りが求められていました。警察庁によると、2023年中の自転車関連事故は約72,000件に達し、全交通事故の23.5%を占めています。このため、青切符制度の導入は交通安全教育の強化とともに、ルールの周知を急ぐ必要があるとされています。

今後の展開

警察庁は、反則金の具体的な金額や取り締まりの運用方法について、2025年5月24日までパブリックコメントを実施し、一般からの意見を募る予定です。この新しい制度が施行されることで、自転車利用者の交通意識が高まり、より安全な交通環境が整備されることが期待されています。

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