ネットスターズは7月7日、ブロックチェーン基盤「Canton Network」を運営するCanton Foundation(カントン・ファウンデーション)との間で、Web3型決済の社会実装に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表した。 ステーブルコインをはじめとするWeb3決済の普及を見据えた協業体制の構築を目指す。
StarPay-X構想の狙い
同社が推進する「StarPay-X」は、Web2とWeb3の金融世界をつなぐゲートウェイ構想である。既存のキャッシュレス決済の延長線上で、ステーブルコインなどのWeb3型決済を利用できる環境の構築を目指している。単に技術的につながることを目的とするのではなく、Web3を一部の世界の話に留めず、実際の店舗やサービスの中で使われる金融として社会に根づかせることを目指している。
今回の合意は、このStarPay-X構想にCanton Foundationが技術的検討パートナーとして賛同したことにより実現した。Canton Networkは、参加者ごとの分散型システムを相互接続する「ネットワークのネットワーク」として設計されたブロックチェーン基盤であり、金融機関の実務利用を想定し、プライバシーとコンプライアンスを重視した設計が特徴だ。
両社トップのコメント
Canton FoundationでAPAC責任者を務めるトーマス・チョウ氏は、「ネットスターズと共に、ブロックチェーンを日常のペイメントで活用できる実用的なソリューションへと発展させていく」とコメントした。
ネットスターズの李剛代表取締役社長CEOは、本MOUをきっかけにマルチウォレットという視点も含めたWeb3の社会実装に向けた検討を進めていく考えを示した。
今後の展開
なお、本MOUは現時点で具体的なサービス提供や導入を約束するものではないとしている。両社は今後、実際の協業に向けたスキームの構築を加速させていく方針だ。
ネットスターズはこれまで、羽田空港や兵庫県姫路市の店舗でUSDCを使った実店舗決済の実証を進めてきたほか、5月にはAptos、6月にはBitget WalletやStartale GroupともMOUを締結しており、StarPay-Xのマルチチェーン化やマルチウォレット化に向けた取り組みを段階的に拡大している。

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