米証券取引委員会(SEC)は、2025年4月11日に暗号資産(仮想通貨)規制に関するラウンドテーブル(円卓会議)の2回目を開催する予定です。この会議は、SECに新設された仮想通貨タスクフォースによる一連の円卓会議「仮想通貨規制の明確化に向けた春のスプリント」の一環として行われます。
議題と参加者
2回目のラウンドテーブルの議題は「ブロックと困難な状況の間で:仮想通貨取引の規制の調整」です。SECのヘスター・ピアース委員をはじめ、ユニスワップやコインベース、ニューヨーク証券取引所などからの代表者が参加し、規制の調整について議論を行います。
今後の予定
現在、円卓会議は5回目まで計画されており、今後のテーマは以下の通りです:
- 4月25日: 仮想通貨のカストディ(保管)
- 5月12日: 資産トークン化
- 6月6日: DeFi(分散型金融)
SECのピアース委員は、この一連の会議が「規制上の課題とは何か、それを解決するためにSECは何ができるか」に関して専門家の間で活発な議論を行う機会であると述べています。
規制の見直し
トランプ政権下で新体制となったSECは、現在、仮想通貨規制の見直しを進めています。特に、トークンの分類方法について、証券とみなされるものとそうでないものを明確化する方針です。この動きに伴い、様々な業界企業に対する訴訟が取り下げられたり、一時停止されたりしています。リップル社に対する裁判での控訴も取り下げられたことが報じられています。
このように、SECは暗号資産に関する規制の透明性を高めるための取り組みを進めており、業界との対話を重視しています。

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