Slash Cardは、日本初のUSDC(米ドル建てステーブルコイン)を担保とした暗号資産対応のクレジットカードであり、2025年前半(6月末まで)を目標に発行が予定されています。このカードの登場により、暗号資産を日常的な取引に利用できる新たな手段が提供され、規制に準拠した形での利用が可能となります。特に、暗号資産を直接利用したいと考える投資家やユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
Slash Cardの特徴
USDCを担保とした決済手段
Slash Cardは、米ドルに連動するステーブルコインであるUSDCを担保として利用します。これにより、ユーザーは暗号資産の価値をそのまま日常的な取引に統合でき、従来のように法定通貨へ換金する必要がありません。つまり、ウォレット内のUSDCをそのままクレジットカード決済に活用できるため、利便性が飛躍的に向上します。
後払い型のBNPLサービス
Slash Cardは、BNPL(Buy Now Pay Later)サービスとしても機能します。ユーザーは与信残高を活用し、後払いで決済を行うことが可能です。これにより、資金管理が容易になり、暗号資産で得た利益や報酬を即座に活用できる柔軟性を提供します。例えば、投資で利益を上げたUSDCを、事前に換金せずに直接決済に使用できるため、トレーダーや投資家にとって魅力的なオプションとなるでしょう。
強固なセキュリティと規制遵守
Slash Cardは、日本の厳格なAML(アンチ・マネー・ローンダリング)対策を遵守し、安全性と透明性を確保しています。暗号資産を用いた取引ではセキュリティが大きな課題となりますが、Slash Cardは信頼性の高い仕組みを提供し、不正利用や資金洗浄のリスクを低減する体制を整えています。
多様な利用シーン
Slash Cardは、MetamaskやPhantomといった仮想通貨ウォレットと連携し、オンラインショップや実店舗での買い物にも対応します。従来の暗号資産決済では、特定の店舗やオンラインサービスに限られることが多かったですが、Slash Cardを活用することで、より幅広いシーンでの利用が可能となり、暗号資産の実用性が大幅に向上します。
提携企業
Slash Cardの発行に向け、以下の企業が提携し、それぞれの役割を担っています。
オリエントコーポレーション(オリコ)
日本の大手クレジットカード会社であり、Slash Cardの国際ブランド対応を担当します。オリコはBINスポンサーとしての役割を果たし、カード発行をサポートします。
株式会社アイキタス
カード発行者として、顧客管理やシステム運営を担当します。アイキタスは、ユーザーに対してスムーズなサービスを提供するための基盤を構築し、Slash Cardの利用環境を整備します。
SLASH VISION PTE. LTD.(Slash)
プログラムマネージャーとして、Slash Cardの開発と運営を担当します。Slashは、暗号資産決済のインフラを整備し、ユーザーに新しい体験を提供します。
今後の展望と意義
Slash Cardの導入により、日本における暗号資産の普及が加速することが期待されます。特に、暗号資産を日常的な決済手段として利用できる環境が整うことで、より多くの人々が暗号資産を身近に感じ、活用する機会が増えるでしょう。
また、この取り組みは、暗号資産市場の拡大に寄与するだけでなく、日本国内のフィンテック分野の発展にもつながると考えられます。従来の銀行システムやクレジットカードの枠を超えた、新たな決済手段としての可能性を秘めており、将来的には他のステーブルコインや暗号資産にも対応することが期待されます。
まとめ
Slash Cardは、暗号資産を日常的な取引に利用するための革新的な手段です。オリエントコーポレーションやアイキタスとの提携により、日本初のUSDC対応クレジットカードとして2025年に発行が予定されています。これにより、消費者はより便利で安全な決済手段を手に入れることができ、暗号資産市場のさらなる発展に寄与することが期待されます。

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