米疾病対策センター(CDC)は6月26日、アフリカ・コンゴ(旧ザイール)東部で拡大するエボラ出血熱について、3段階ある警戒水準のうち最高の「レベル1」に引き上げたと発表しました。これにより、医療スタッフや資源が優先的に投入され、24時間体制での対応が取られることになります。
CDCがレベル1を発動するのは、2014~2016年に西アフリカで発生し、1万1千人以上が死亡した大流行以来の事態です。ロイター通信によると、コンゴ民主共和国では今回の流行で1200人以上が感染し、320人以上が死亡しています。
今回の流行は、エボラウイルスの「ブンディブギョ株」によるもので、この株に対しては承認された治療薬やワクチンが存在しないことが警戒を強めています。米保健福祉省(HHS)は、この株に対応するワクチン開発に着手するとともに、実験的治療薬の送付や診断検査の準備も進めています。CDCは米国内で感染が広がるリスクは低いとしているものの、まれなブンディブギョ株の急速な拡大への懸念から、対応を強化しています。

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