エルメス・インターナショナルの株価が急落、中東紛争の影響が顕在化

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2026年4月15日、フランスの高級ブランド、エルメス・インターナショナルの株価が急落し、一時14%安となった。これは同社にとって日中ベースで最大の下げ幅であり、中東の紛争による混乱が売上の伸びを圧迫していることが明らかになった。

2026年1月から3月までの第1四半期におけるエルメスの売上高は、為替変動の影響を除くと前年同期比で5.6%増にとどまり、アナリストの予想である7.44%増を下回った。UBSヨーロッパのアナリストチームは、同社の業績がすでに下方修正されていた予想に対しても、年初は比較的弱いスタートとなったと指摘している。

エルメスのビジネスモデルは、管理された希少性に基づいており、過去の危機時にも同社を支えてきた。しかし、今回の決算に対する投資家の失望は大きく、特に高額なバッグの売れ行きが伸びている中でも影響を受けていることが浮き彫りとなった。

地域別の売上高では、中東を含む地域が5.9%減少し、観光客の主要な訪問先であるフランスの売上高も旅行支出の減少を受けて2.8%減少した。エルメスの最高財務責任者(CFO)によれば、フランスやスイス、英国の店舗で中東からの客足が減少しているという。

また、日本を除くアジア太平洋地域の売上高も予想を下回り、為替変動の影響を除くと2.2%増にとどまり、アナリスト予想の5.84%増の半分以下となった。大中華圏は厳しい経済環境にあっても成長を維持しているが、過去の力強い成長と比較すると見劣りする状況だ。

エルメスにとって、今後の業績回復が期待される中で、特に中東地域の売上高の改善が鍵となるだろう。

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