2025年3月9日、米ファンドのアーティザン・パートナーズは、出資先であるセブン&アイ・ホールディングスが発表した最高経営責任者(CEO)の人事に反対し、カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案を再考するよう求めました。
セブン&アイは3月6日に、井阪隆一社長が退任し、社外取締役で取締役会議長のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏が後任に就任することを発表しました。この人事に対し、アーティザンは取締役会に宛てた書簡で反対の意を示し、株主価値の最大化を目指すために、クシュタールからの買収提案を再検討するよう求めています。
アーティザンは、年次株主総会でデイカス氏の人事に反対票を投じる意向を示しており、さらに伊藤順朗副社長に対しても反対票を投じるとしています。彼は先月、経営陣が参画する自社買収(MBO)の資金を確保できなかったためです。
アーティザンを含むセブンの海外投資家たちは、同社が中核のコンビニエンスストア事業に集中することを求めています。一方、セブン&アイは10日に株主向けのレターを発表し、アーティザンの書簡について「全ての事実を把握していないにもかかわらず、株主価値顕在化に向けたあらゆる選択肢を追求するという当社の姿勢について誤った認識をしている」と指摘しました。
このような動きは、セブン&アイの経営戦略や株主との関係に大きな影響を与える可能性があり、今後の展開が注目されます。
関連株
セブン&アイ・ホールディングス, アーティザン・パートナーズ, アリマンタシォン・クシュタール

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